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実力拮抗!同世代の熱い競争!学年別陸上

木々は葉であふれ、田植えも始まり、景色の緑が増してきたこの頃。

岐阜の若き世代も、この大会で目一杯萌みました。


春の節目の大会、学年別陸上!



こんにちは、船戸です!


当時、中学1年生だった私が、陸上デビューした大会が、この学年別陸上でした。

この大会名を聞くとなんとも言えない懐かしさが込み上げてきます。



その名の通り、学年ごとに競技が行われる大会です(一部2・3年生共通)。


このあとに行われる「通信陸上」や「中体連県大会」も学年別で行われるので、その前哨戦にもなる大会です。


そして、今回も選手達は、素晴らしいパフォーマンスをたくさん見せてくれました!


入賞が8人、そのうち4人が表彰台!

公認の自己ベスト更新が8人と大豊作!


この日は風が強く、残念ながら何名かは、追い風参考記録となってしまいましたが、それでも自己ベストを上回る記録が続出し、勢いのある1日となりました!



なかでも目を見張ったのが、女子100mHの伊藤紗瑛ちゃん!

これまで幾度となく、ハードル間を3歩で走ることにチャレンジしてきましたが、3〜4台目以降の歩数がなかなか届かない、もどかしい時期が続いていました。


今回もウォーミングアップの段階では正直、及ばない状態だったそうです(糸多コーチ談)。


レース直前、私は糸多コーチと一緒に見ていましたが、

スタート前は「頼む、覚醒してくれ…」と呟きながら祈るばかりでした。


そんな思いが通じたのか、スタートしてからは、これまでの殻を破るかのような快走!

なんと!8台目まで3歩で走ることが出来ました!


驚きと興奮で、私はカメラのシャッターを切るのを忘れて見入ってしまい、気付いた時にはフィニッシュの写真しか撮れていませんでした(猛省)。


陸上競技では、テンポやリズムが大事で、なかでも踏み切りのある種目は、リズムが求められます。

ただ漫然と走っていては強く踏み切れません。

今回の紗瑛ちゃんは、ハードル間で明らかにリズムを刻んでいました。


最後の2台は5歩になっていましたが、これは3歩で行くことに、走りとハードリングの精度が、追い付かなかったことのロスが影響したのだろうと思います。


今回の走りをきっかけに、リズムをつかめば、残りの2台もすぐにクリア出来るはずです!


タイムは追い風参考記録で18秒91でしたが、公認で17秒台を出すのも時間の問題でしょう!



中学1年男子1500mでは、5人の選手が出場しました!

うち2人は初出場!


初めての舞台では、緊張で周りに気を配る余裕もないように思いますが、スタンドからの塩見コーチの声にしっかり反応してレースを進めていたので、最後まで力強く走り切れていました!



この種目の優勝は、高木悠希くん!

小学生の頃からの実力を中学に上がっても発揮!堂々の走りでした!


タイムは惜しくも自己ベストとはなりませんでしたが、タイムが全てではありません。

自ら勝負の舞台に立ち、しっかりと「勝ち切る」というのも大切な力だと思います。


そういう意味では、女子200mの熊谷唯ちゃんも、後半追い込んでくる選手に冷静に対応し、力みを見せずにフィニッシュ。見事に優勝していました。


タイムだけでは語れないのが勝負強さです。

悠希くんには今回の結果には胸を張ってもらいたいです!



同種目3位の九野敬仁くんは、位置取りからペース配分に至るまで、思った通りにレースを進められたようです。

「すごく良い内容のレースが出来た」と振り返っていました!


計画通りにレースをする事は、頭では分かっていても実践となると難しいものです。

それを、今の段階で成し遂げられたことは立派です!



良い仲間、良いライバルとともに、同世代みんなで切磋琢磨して行きましょう!



通信陸上まで、残りわずかとなっています。

今回の結果を受けて、自分の取り組みを見直すいいタイミングだと思います。

場合によっては、シーズン前に掲げた目標を修正することもあるでしょう。

目標に対する自分の現在地を、しっかり把握しておきましょう。


また、全中を目指す人にとっても、とても大切な大会です。

「去年も行けたから」

「なんとかなるだろう」

という気持ちで超えられるほど甘くはないはずです。


体の準備はもとより、心の面でも準備が必要です。

本当に最後の最後は、気持ちの強さだと思います。


格好悪くてもいい。がむしゃらでもいい。

何がなんでも掴み取りにいく!


という姿勢を本番で見せてほしいです。



余談ですが、


この大会の日に、わたくし、32歳になりました。

みんなの頑張る姿に囲まれた、素晴らしい誕生日になりました!


この年齢になって感じることは、中学生頃の時期に「全力を出したこと」「夢中になれたこと」というのは、その後の自分を作り上げていく大きな要因になるのではないか、ということです。


スポーツでも、勉強でも、それ以外の事でもいいので、自分にとって大事にできるものがあれば、結果に関係なく、そこに全力を注いで欲しいです。


その頑張りが、きっと未来の自分を支えてくれるはずです。


今、この瞬間から



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