小学生選手権
- 糸多悠平
- 6月12日
- 読了時間: 4分
こんにちは!プレイングコーチの糸多です!
6月1日に浅中公園陸上競技場にて開催された「岐阜県小学生選手権」の結果を報告します(^^)/
【大会リザルト】

この日は、一日中強い風が吹き荒れる中での大会となりました。
風があまりに強く、ブルーシートはまともに敷けず、テントも飛ばされる危険があったため、設営を断念せざるを得ない状況に...💦
さらに風向きも安定せず、組によっては強い追い風の中を走る場合もあれば、逆に向かい風3.0mの中で走ることもあり、競技条件が大きく異なる難しいコンディションでした。
特に体の軽い小学生にとっては、スタート時から体が流されるような感覚があったと思います。
そんな厳しい中でも、7名のスクール生が自己ベストを更新!
さらに、陸上の大会に初出場した桃也くんが80mで見事5位入賞!
おめでとうございます👏✨
また、圭佑くんも陸上の大会に初めて手出場したり、智久くんがコンバインドBに初挑戦、寧彩ちゃんが80mに初出場するなど、新たにチャレンジする姿もたくさん見られました!
一方で、悔しさの残る出来事もありました。
男女混合4×100mリレーでは、1走を務めた圭悟くんが突風にあおられ、バランスを崩して内側のレーンに数歩入ってしまい、惜しくも失格に...💦
バトンパスはどの区間も完璧だったので、今回は記録こそ残りませんでしたが、次につながる良いレースになったと思います!
また、女子コンバインドAに出場した悠里ちゃんも、80mハードルで好スタートを決めたものの、強い追い風の影響で体が前に進みすぎ、ハードルに接触して転倒(>_<)
それでも諦めることなく、最後までしっかりと走り抜く姿は立派でした!
今回の大会は、強風の影響で「いつも通りに走る」ことがとても難しい一日となりました。
だからこそ、こうした状況を踏まえて、私が改めて大切だと感じたことを少しだけ共有させてください。
スポーツには「オープンスキル」と「クローズドスキル」という考え方があります。
ちょっと難しい言葉ですが、簡単に言うと...
オープンスキル:サッカーやバスケのように、相手や状況にあわせて動きを変える技術
クローズドスキル:体操やフィギュアスケートのように、イメージ通りの動きを正確に体現する技術
陸上は、基本的には「クローズドスキル」を使う種目になります。
つまり、どんな状況でも「いつも通り」「イメージ通り」に動く・走る力が求められるのです。
しかし、今回のように風が強すぎると、向かい風ではスピードが出にくく、追風でもフォームが崩れやすくなってしまいます。
雨、風、気温、湿度といった要因によって「いつも通り」「イメージ通り」が本当に難しくなるわけです。
大会では、日頃の練習で身につけた「いつも通り」の走りを発揮して欲しいのですが、そのために大切なのが、毎回の練習で「意識するポイント」を明確にしておくことです。
身体の軸、膝の高さ、腕振りの角度など、自分なりにチェックポイント✅を持っていると、たとえ条件が悪くても、その具体的な部分を意識して「いつも通り」を追求することができます。
逆に「いつもの走り」があいまいで、何を意識すれば良いのかわからない状態では、状況が少し変わっただけで何もできなくなってしまいます。
ぜひ、自分なりの「意識ポイント」を見つけて、どんな状況でもイメージ通りの走りができる力を育てていきましょう💪
風が吹いても、雨が降っていても、緊張していても、「いつもの自分の走り」が発揮できるように━━━
そんな練習を日々大事にしてきましょう!
それが、大会で力を出し切るための一番の近道です!
また、今大会では、ROBLE Jr.のスクール生たちが補助員として大会運営をサポートしてくれました!

普段は選手として競技に参加することが多いスクール生たちですが、今回は「大会を支える立場」として裏方の仕事を体験。
風速係やマーシャルなど、選手の頑張りを支える大切な役割をしっかりと果たしてくれました✨
こうした経験を通して、大会が多くの人の支えによって成り立っていることを、身をもって実感する機会になったと思います。
次の大会では、いつも以上に、感謝の気持ちを持って臨んでほしいですね。
競技だけでなく、こうした経験もまた、スポーツを通して得られる大切な学びの一つ。
今後もこうした機会があれば、ぜひ積極的に参加していきましょう!
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