こんにちは! コーチの糸多です!
厳しい寒波を乗り越え、ようやく春の気配をほんのり感じられるようになってきましたね!
2月22日~24日、滋賀県の希望ヶ丘文化公園にて、ROBLE Jr.「SPRING CAMP」を実施しました!
昨年は県内の関市で1泊2日でしたが、今年は県外に飛び出し、2泊3日へとグレードアップしました!(お隣の県ですが。笑)
このキャンプに向けてゲストアスリートをお招きしたり、楽しい催しを企画したりと、準備の段階からワクワクしていました!
ところが...
まるでキャンプの日程に合わせたかのように寒波が到来。
キャンプ前の数日は、スタッフ一同とても不安な気持ちで過ごしていました。
最悪の場合は中止も視野に入れつつ、代替案も検討。バス会社や宿泊先とも協議を重ね「なんとか開催できる!」と判断し、決行に踏み切りました!
とは言え、やはり現地は初日から雪⛄
芝生エリアでの練習を予定していましたが、急遽、屋内施設での練習に切り替えました。
初日の練習は、全ブロック合同で練習を行ったのでその様子をまとめて紹介し、2日目以降は、ブロックごとに練習の様子をお届けします!
〈1日目〉
1日目は、私・糸多が中心となってドリルや補強を指導しました!中距離ブロックの選手たちを直接指導するのは、なんだか新鮮。笑
まずはウォーミングアップを兼ねてROBLE定番のカウントジャンプ。姿勢(体の軸)を意識するためのバランス能力とリズム感を鍛えつつ、ゲーム感覚で楽しみながら体を温めました!
ROBLE kids出身の選手たちはさすがの動きでした✨
続いては、“腸腰筋の引き付け”をテーマにしたスプリントドリル。
接地のタイミングで逆足が自然に引き上げられるよう、連動性を意識した動きに取り組みました!
まだ普段の練習では行っていない動きもあったため、みんな悪戦苦闘。笑
「こんなところ、どうやって動かすの!?」といったリアクションもちらほら。
今までにない刺激が入り、新しい感覚を得られたのではないでしょうか!
最後は、コーチ陣も交えて補強大会!
補強の最中、笑顔が多くみられましたが、これは“苦しすぎて逆に笑いが止まらない”現象でしょうか?笑
初日の練習を終え宿舎に移動し、夕食と入浴を済ませた後は、ブロックごとに分かれてミーティング。各コーチに内容は任せでしたが、どのブロックも「2025シーズンに向けた目標設定」がテーマでした。
スクール生たちはそれぞれ、今年成し遂げたい目標を設定。
さらに、その目標を達成するために必要な要素は何か、どう行動に移すべきかを細かく分析しました。
漠然とした目標を掲げるだけでは人は成長しません。それはまるで広大な砂漠で、地図も持たず水源を探すようなもの。
目標を達成するために必要なのは、「やるべきこと」を明確にし、それを言葉に書き出し、実践することです!
さぁ、目標を定めたら、あとはキャンプ2日目から実行するのみ!
〈2日目〉
AM 6:30 、外は雪一面の冬景色(春合宿なのに💦)
短距離はウォーキング、中距離は宿舎周りをジョギングして各々汗を流しました!
朝練習終盤は、気づけば雪合戦に。意外とこの方が汗を流せていました。笑
◆短距離・ハードル
2日目は、社会人クラブチーム「HST」の選手、 松村選手 と 石塚選手 にご参加いただきました!
松村選手は、元ROBLEの選手で2019年には全日本実業団4×400mリレー3位入賞メンバーの一人です!

この日は天候にも恵まれ、午前中、短距離はスタートダッシュ(以降:SD)を中心にスピード感とキレを引き出す練習、ハードルは正規インターバルでのミニハードル走と1~5台のアプローチ練習を行いました。
午後は150m+60m。
まずは、フォームを維持できるスピードで150mを走り、その後、心拍数が上がった状態で60mを全力疾走!
現役選手と一緒に走ることで、普段なかなか体験できないスピード感で練習することができました!
◆中距離
中距離ブロックには、ROBLE Athleteの大島選手がゲスト参加!(800m/PB 1‘49“75/2023全日本実業団入賞)

午前 ・男子:10×400m+800m ・女子:3000m+600m。
午後 ・男子:4×1000m ・女子:8×200m。
選手一人ひとりの能力や個性に合わせてメニューを考案・実施するのもROBLEの強みであり魅力の一つ。特に中距離ブロックは塩見コーチのもと、各選手の適性に応じたメニューを組み立て、それぞれの強みを生かせるよう工夫。選手ごとに求められる課題にフォーカスしながら、実践を意識した練習を行いました!
◆投てき
投てきブロックは、前日まで県の強化練習会に参加していたため、2日目からの合流となりました!
まずは、砲丸投げに必須の足腰の強化を目的にハードルドリルで股関節を鍛え、ラダーやショートダッシュを取り入れ、瞬発系の動きに刺激を入れました。
その後は、グライド投法の技術練習を行い、あとはひたすら投げ込み!
※グライド投法とは、砲丸投げにおける投げ方の一つで、助走として後ろ向きに踏み切り、滑るように移動してから砲丸を押し出す投法です☝)
とにかく反復練習を重ね、動きを体に染み込ませました!
2日目の練習を終えると、さすがにみんな夕食時にはお疲れモード。
食べ終わり、スマホを片手に寝落ちしているスクール生も。笑
ですので、最後の夜はみんなが楽しめるよう、コーチ陣でビンゴ大会を開催しました!
〈3日目〉
最終日は寒波のピークにあたり、午前中はまたもや雪に💦
そのため、練習場所や時間を調整しながら実施しました。
◆短距離・ハードル
前日に引き続き、HSTの松村選手、石塚選手、さらに同チーム所属の 内木選手 と岐阜アスリート所属の 所選手 がゲスト参加!
全員が100m自己ベスト10秒前半~後半のスプリンターたち!
短距離はスタートのフォームチェックとSD、ハードルは1~3台目までのアプローチ練習を実施。隣を見れば常に「教材」がいるような最高の環境で、学びの多い時間となりました!
また、ゲスト選手の皆さんからもスクール生に貴重なアドバイスをいただき、本当に有意義な機会となりました!
午後は雪も落ち着いたため、締めくくりのメニューは100m+100m+100m。
これまで作り上げてきたフォームを意識しつつ、最後の1本は競争!
皆全力を出し切って終えることができました!
◆中距離
中距離は雪の影響で、まずは宿舎の体育館を使いバスケやバレーでウォームアップ!普段は基本ランニングばかりなので、球技は新鮮で、体育の授業みたいでとても楽しかったと塩見コーチ。
しっかり汗を流した後、宿舎から競技場までの約3㎞をランニングで移動しました!
午後はトラックへ移動してラストワークアウト!
・男子:2×(1200m+800m+400m)
・女子:1000m+5×300m
特にラスト1本の最後の200mは大熱戦🔥
男子は彪我が26“1、女子は莉子が33”5で1位🥇
短距離選手顔負けのタイムで走り、白熱したラストスパートとなりました!
◆投てき
最終日は佐々木コーチと将輝のマンツーマンレッスン!
午前はメディシンボールを使った技術練習を実施。
立ち投げやグライド投法の感覚をつかむために、まずは基礎から徹底的に習得。メディシンボールを代用しながら、フォームを固めていきました!
午後は、キャンプ中に取り組んできたグライド投法の総まとめ!
「投げる→動画の確認→修正して投げる」をひたすら繰り返し、感覚を研ぎ澄ませていきます。
佐々木コーチの指導を受けながら、自身の感覚と動きをすり合わせた結果...
昨日の投てきよりも80㎝も記録を伸ばすことに成功!
本人のやる気も十分で、今後の成長に大いに期待です!💮
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最終日の練習を終え、これですべてのプログラムが終了しました。
まず、SPRING CAMPを開催するにあたり、ご参加いただいたスクール生、保護者の皆様、そして練習場所や宿泊施設を提供し受け入れてくださった希望ヶ丘文化公園の皆様、本当にありがとうございました。
寒波の影響で開催が危ぶまれましたが、皆様のご協力のおかげで、スクール生全員が怪我なく、充実した3日間を過ごすことができました。
また、キャンプにご参加いただいたゲスト選手の皆様のおかげで、スクール生たちは大きな成長のきっかけを得ることができたことと思います。
改めて、貴重な時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
陸上漬け2泊3日を経て、きっかけをつかんだスクール生は、これからの練習でその感覚をさらに研ぎ澄ませ、自分の力に変えていってください!
最後に、
来年のSPRING CAMPは、雪の心配がない場所で開催します。笑
2025シーズンもあとわずか。
皆で陸上競技を楽しんで、さらに成長していきましょう!
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