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嬉しさも、悔しさも、次の一歩の足がかり【岐阜県中学総体】

こんにちは、船戸です!


「あっという間に夏が来る」


4月28日の記事の中で、私がそう書いたことを覚えているでしょうか?


今シーズンも、たくさんの大会や記録会に出場し、それぞれが目指す目標に向けて励んできました。

そして、その集大成ともいえる大会「岐阜県中学総体」が7月25日〜26日に行われました。


そう、あっという間にこの時が来たのです。



この大会は、標準記録を突破すれば、全日本中学校大会へ

6位以内に入れば、東海大会へ出場が出来る重要な大会です。


中学陸上の中で、大事な大会のひとつなだけあって、みんなの気持ちの入り方が違いました。


そして、そういう時こそ、いつも以上の力が発揮されて、自己ベストがたくさん出るものですね。

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大会前のランキングでは入賞圏外、あるいは東海大会へ行けるかギリギリのラインにいた選手が、本番で素晴らしいパフォーマンスを発揮して、入賞するなどもありました。


【110mハードル・秦 壮汰朗君】


大会前ランキングは10番くらいでしたが、予選から自己ベストの走りで、見事決勝進出!

決勝は、向かい風2.0mという悪条件にも関わらず好スタートを決め、さらに自己ベストを更新して8位入賞!

予選で敗れた、通信大会のリベンジを果たしました!

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【3000m・内藤 千瑛君】※写真左端


目標は「10分切りで自己ベスト」としていたものの、有力選手も後半ペースを大幅に落とすような暑さの中、力走と呼ぶにふさわしいレース内容で9分48秒77を記録し、8位入賞!(県大会初入賞)

「あわよくば東海に行けたら…」という、願望とも言える目標にも手が届きそうな勢いでした!

この躍進には、本人が一番驚いていたと思います。

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【砲丸投・小川 理央ちゃん】


初日に行われた予選を、8番手で通過。翌日の決勝も、2投目までトップ8にギリギリ残るという記録でしたが、3投目に11m09を投げて一気に4位に浮上!

5投目にも11m46の自己ベストを投げて、順位をキープ!

そのまま4位でフィニッシュして、東海大会の出場権を獲得しました!

筋肉の疲労に加え、暑さでも疲弊する後半の試技で、11m台をコンスタントに投げたことは、素晴らしいの一言です!

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試合後の理央ちゃんと審判の佐々木コーチと、1年男子1500m決勝を終えた九野敬仁君
試合後の理央ちゃんと審判の佐々木コーチと、1年男子1500m決勝を終えた九野敬仁君

そして、男子1500mでは中嶋乾成君が、3000mでは足立龍星君が、大会新記録の走りで全国大会の参加標準記録を突破しました!



2人は昨年も突破していますが、今年から標準記録が引き上げられたことにより、その難易度も上がっています。


ということは、全国大会に集まってくる選手のレベルも、必然的に昨年以上、ということになります。


大会まで2週間程と、残された時間も短いです。

開催地はなんと沖縄県!

移動の大変さもありますが、本番で目一杯力を出し切れるよう、しっかりと準備をしていきましょう。



連日猛暑が続く中での大会でした。

特に、中距離種目は暑さの影響を受けやすく、他チームの選手が救急搬送される場面も見られました。


今回、暑さに備えて、塩見コーチがアイシング用のバケツを用意してくれました。

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レース直後というのは、一番体が熱くなっている時です。

見た目には大丈夫と思えても、体の中、特に脳は思っている以上にダメージを受けています。


夏場のケアは時間との勝負です。

こういったアイテムは、どの選手も、遠慮しないで、積極的に使っていきましょう。





ここからは大事な話になります。


これまで、色々な大会を近くで見てきた中で、私なりに感じたことをお伝えします。



目標を掲げて、志を持って取り組んでいると、その目標を達成できずに、悔しい思いをすることがあります。

むしろ、その方が多いと思います。

簡単に達成できる目標は目標とは呼べませんからね。


今回の大会でも、悔しい思いをした選手が何名かいました。


しかし、私は思うのです。

その目標は誰が決めたものなのか。


おそらく、全員がそれぞれ、自分で決めたはずです。

誰かに無理矢理、「この目標にしなさい」と言われた人はいないと思います。


ということは、その悔しさは自分自身で受け止めなければいけないはずです。


何が言いたいかと言うと、

みんなが待つチームのベンチに戻ってからも、肩を落とし、頭を下げて落ち込んでいてはいけない


ということです。


なぜなら、そこには、これから試合を控えている人達がいる。

「頑張ってね」と送り出してくれた人達がいる。

いつも、応援やサポートをしてくれる人達がいる。


その人達は、落ち込んだ姿が見たいから待っているわけではないはずです。

そんな姿を見ても、誰のプラスにもなりません。


ベンチというのは、試合を控えている人達がリラックスして過ごせる場所であってほしい。

試合を終えた選手を「おかえり」「お疲れ様」と、気持ちよく迎えられる場所であってほしい。



決して、落ち込むな、と言うつもりはありません。


しかし、それは1人で、もしくは、ごく限られた人達のもとだけでおさめてほしいと思います。


そして、ベンチに戻るときには、潔く、清々しい顔で、応援してくれた人達に、感謝を伝えられるようになってほしいです。



少し厳しい話になりましたが、場の雰囲気を良いものにするのは、選手として、あるいは人として、とても大切な立ち振舞だと思ったので、これを機に伝えておこうと思いました。


チームの雰囲気をより善いものにするのか、重く沈んだものにするのか

どちらを大きくするかは、皆さんの選択次第です。


変えられない過去に執着するのではなく、成長できる、今、この瞬間の選択を大切にしていきましょう。





みなさん、夏が折り返しを過ぎていることに気づいているでしょうか?


日の入りの時間は19時台から18時台になり、少しずつ、季節は秋へと向かっています(暑さだけはまだまだ続きますが…)


ここまでがそうだったように、秋の大会も、シーズンオフも、あっという間に訪れることだと思います。


次に自分が何に取り組みたいか、その為に何をするかなど、早い段階で計画を立てておきましょう!


そして、夏休みの思い出作りも忘れずに!



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